
芸能労災保険とは
労災保険は、業務中や通勤途中に発生したケガや病気に対して、必要な補償を受けられる制度です。一般的には雇用されている労働者が対象ですが、2021年からはフリーランスや個人事業主なども「特別加入制度」を利用できるようになりました。
芸能関係の方も特別加入が可能
俳優、ミュージシャン、ダンサー、パフォーマー、声優、スタッフなど、芸能業界で活動されている方も、この特別加入制度を利用することで、仕事中や移動中のケガや事故に対して労災補償を受けることができます。
当協会は【特別加入団体】として認可を受けており、芸能関係の方々がスムーズに特別加入できるようサポートを行っています。加入手続きや補償内容についても詳しくご案内いたしますので、安心してご相談ください。
対象職種
芸能実演関係
- 俳優(舞台、映画及びテレビ等映像メディア俳優、声優等)
- 舞踊家 (日本舞踊 、ダンサー、バレリーナ等)
- 音楽家(歌手、謡い手、演奏家、作詞家、作曲家等)
- 演芸家(落語家、漫才師、奇術師、司会、DJ、大道芸人等)
- スタント





芸能制作関係
- 監督(舞台演出、映像演出)
- 撮影・照明
- 音響・効果・録音
- 道具製作(建設の事業を除く)
- 美術装飾
- 衣装
- メイク・結髪
- スクリプター
- ラインプロデュース
- マネージメント・アシスタント






詳しくは厚生労働省のリーフレットをご参考ください
労災保険の保障について
労災保険とは、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度です。

療養補償給付
ケガをして治療や入院が必要になった場合に病院費用が保障されます。

休業補償給付
業務災害にて働けず、休業を余儀なくされた場合に日額が保障されます。

障害補償給付
障害をもつような大きな事故の場合に保障されます。

遺族年金補償給付
死亡保障もありますが、もしも不慮の事故で亡くなった場合は遺族の方にも年金として保障されます。

介護補償給付
介護が必要になった場合にその費用が保障されます。
給付について
労災事故が起きてしまったら、
1.まずは医療機関を受診してください ケガをされた場合は、速やかに医療機関を受診してください。 その際、「労災保険で手続きしたい」旨を必ず医療機関にお伝えください。
2.受診後、当協会へご連絡ください 治療後は、できるだけ早く当協会までご連絡ください。 お電話やメールで、ケガをされた状況や当日の作業内容などをお伺いします。
3.当協会から報告書の用紙をお送りします ご連絡いただいた内容をもとに、当協会から「事故報告書」の用紙をお送りします。 報告書には、事故の詳細をできるだけ詳しくご記入ください。
4.報告書確認後、必要書類をお送りします 報告書の内容を確認し、状況の把握ができ次第、当協会から医療機関ごとの「労災保険請求に必要な書類」をお送りします。 ※医療機関へのお支払い方法は、病院の対応により異なりますので、以下をご確認ください。
医療機関の対応について
● 労災指定医療機関の場合
書類提出までの間、以下のような対応となる場合があります:
・治療費10割の全額請求
・一部負担金の請求
・一時的に支払いを保留
医療機関に「指定の書式」を提出することで、その後は医療機関が労災保険へ直接費用を請求します。
● 労災指定外の医療機関の場合
被災者ご本人が、治療費の全額(10割)を一旦お支払いいただく必要があります。
支払い後、「領収書」と「指定書式」を使って、労災保険への請求を行ってください。
※領収書は必ず保管してください。再発行できない場合もありますので、大切に保管をお願いいたします。
費用について
労災保険に特別加入をする場合の費用は、国に納める労災保険料と協会費、入会費が必要となります。
保険料と協会費は毎年4月から翌年3月までを区切りとし、労災保険料と協会費の合計額をお支払いしていただくことになります。
入会費
3,000円(入会時のみ)
協会費
700円/月(年間の場合8,000円)
※中途脱退は返還しません
更新料
2,000円/年(2年目以降)
※入会時発生しません
労災保険料
給付基礎日額に応じた額
お支払方法について
銀行振込は下記までお振込みお願いします
東京信用金庫 中井駅前支店
普通貯金口座 4080247
一般社団法人 日本パフォーマンス協会
※振込手数料はご負担いただくようお願いいたします
※期日までにお支払いください
お申し込み流れ

STEP.1 お申し込み

STEP.2 お支払い

STEP.3 ご加入お手続き

STEP.4 加入証明書の送付
保険申請の際、必要となりますので大切に保管をお願いいたします。
よくある質問
Q1. 芸能労災保険とは何ですか?
A: 芸能労災保険とは、舞台やライブ、映画・ドラマ撮影、
イベントなどのパフォーマンス活動中に事故やケガが発生した際に 補償を受けることができる労災保険です。 フリーランスや芸能従事者の方々も特別加入することで保険の対象 となります。 Q2. 誰が加入できますか?
A: フリーランスで活動するパフォーマー、ダンサー、俳優、
アーティストなど、芸能従事者の方が加入可能です。また、 舞台スタッフや演出家、イベント運営者の方も対象となります。 Q3. 加入するメリットは何ですか?
A: 芸能活動中の事故やケガに対する補償を受けられることが最大のメ
リットです。例えば、公演中に転倒した場合や、 リハーサル中に負傷した場合でも補償が適用されることがあります 。 万が一の事態に備えることで安心して活動を行うことができます。 Q4. 加入するにはどうすればよいですか?
A: 日本パフォーマンス協会を通じて,加入手続きを行います。
申請書類の提出や必要な情報の提供が求められます。 お申し込みは当HPの「入会」からお願いします。 Q5. 保険料はいくらかかりますか?
A: 労災保険料は、収入や活動状況に応じて決めていただきます。(
3,500円~25,000円)
加入をする場合の費用は、国に納める労災保険料と入会費と協会費の3つの費用が必要です。
詳細は「費用について」をご参考ください。Q6. 労災保険の適用範囲はどこまでですか?
A: 主に活動中(リハーサル、本番、撮影、イベント運営など)
に発生した事故やケガが対象となります。 移動中やプライベートな時間での事故は対象外となることがありま す。 Q7. 事故が発生した場合、どのように手続きをすればよいですか?
A: 事故発生後、速やかに日本パフォーマンス協会へご連絡ください。
必要な書類や申請方法についてご案内いたします。 できるだけ早く手続きを行うことをおすすめします。 Q8. 他の保険と併用できますか?
A: はい、他の民間保険と併用することも可能です。ただし、
補償内容によっては重複して保険金を受け取れない場合もあるため 、事前に確認することをお勧めします。 Q9. 契約期間はどのくらいですか?
A: 契約期間は基本的に1年間です。
更新手続きについては協会からご案内いたします。 Q10. 加入後に活動内容が変わった場合はどうすればよいですか?
A: 活動内容が変更になった場合は、
速やかに日本パフォーマンス協会へご連絡ください。 内容に応じて保険の適用範囲を見直すことが必要になる場合があり ます。
